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代表者挨拶
ごあいさつ
この度は、はばたきソーシャルワークスのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
当法人の代表理事で、社会福祉士・行政書士の山口翔多と申します。このページでは、私の自己紹介から、当法人設立に至るまでのご紹介をいたします。
■障害者支援施設での経験
私は、大学で社会福祉士を取得し、新卒で障害者支援施設に生活支援員として入職しました。障害者支援施設ですので、日中活動から生活面まで、文字通り24時間、自閉症・知的障害の方の支援に携わってまいりました。
入職当初、自閉症についての知識はある程度あったものの、実際に行動障害のある方の支援に携わってみると、頭のなかは「なぜ?」で埋め尽くされました。まさに「目の前にいる利用者の方の今この瞬間」をどうするかで精いっぱいの状態が続きました。
社会福祉士 行政書士
山口 翔多
所属・活動団体等
■NPO法人はばたきソーシャルワークス 代表
■行政書士事務所はばたき 代表行政書士
■日本行政書士会連合会
(登録番号17130496号)
■埼玉県行政書士会
■埼玉県社会福祉士会
(会員No.55237)
■権利擁護センターぱあとなあ埼玉 会員
■埼玉県社会福祉士会 青年部
■「親なきあと」の支援を始めたきっかけ
行動障害のある方に対して、少しずつ支援の組み立て方がわかってきた頃、今度は利用者・ご家族の高齢化の問題に直面しました。いわゆる8050問題の状況で、親御さんが病気になられたり、亡くなられるケースが増えてまいりました。
ついこの間まで、支援に対する希望や「親なきあと」への不安・心配事などをお話してくださっていた親御さんが、ある日突然病気になり、亡くなっていく。この状況に対して、何かできることはないか。少しでも親御さんが安心できる支援ができないか。そう思ったのが、私が「親なきあと」の支援をはじめたきっかけです。
支援の視点としては「目の前にいる利用者の方の今、この瞬間」から「障害のある方の将来」「ご家族の想い」へ広がっていきました。
■障害のある方とご家族が「親なきあと」も安心できるための社会資源を
とはいえ、当時の私は20歳代半ば。障害福祉どころか、社会人としての経験もろくにない状態。そもそも福祉サービスの仕組みや、どこにどのような社会資源があるのかもよくわかっていませんでした。親御さんから「親なきあと」の相談を受けても、全然わからない。それどころか、私はそれをどこに相談すればよいのかもわからない。
そんな気が遠くなるほど何もない状態の私でしたが、とにかく発信することだけは続けてきました。なにか小さなことでも、もしかしたら誰かの役に立つかもしれない、と。当時のミッションは、障害のある方とご家族が「親なきあと」も安心できるための社会資源を創る、です。具体的なイメージが持てず、悶々としながらも、とにかくこれを目指してきました。
発信を続けていると、よいことばかりではありません。広報活動の一環でいろいろな施設をまわっていた頃、ベテランの支援者から「親なきあとなんて考えてどうするの?今の支援をしなさい」や「よくわからないし、前例もないから協力できない」などと言われることがありました。なかなか歯痒い思いをしましたが、ある程度のかたちさえつくれば、この人たちも乗ってくれるはず、と。
そのなかでも、私の活動に共感いただき、地域のなかで協力してくれる人が増えてきました。「相談会の会場なら貸せるよ」「お金は払えないけどチラシ配りなら協力するよ」といった具合に。一人、また一人と。このときの可能性の広がりは身が震えるほど嬉しいものでした。「この人がこんな協力してくれるなら、あんなこともできるぞ!」と。この積み重ねです。地域のなかで、それぞれができることをできる範囲で。その思いやりの結晶づくりも社会福祉士としての役割であることに気がつきました。
■コンセプトは「親なきあと」のための総合相談窓口
少しずつ協力してくれる人が増え、さまざまな実務経験を積み重ねるなかで、あることに気がつきました。既存の社会資源のなかに特定の制度・サービスについての相談窓口はあれど、「親なきあと」について困りごとベースの相談窓口がないということです。これまでの活動を通して、ひとことで「親なきあと」といっても、抱えている不安・心配事は人それぞれであるということを感じていました。そのため、私ひとりではなく、さまざまな経験のある社会福祉士を中心とした専門職に協力いただき、NPO法人はばたきソーシャルワークスの設立に至りました。コンセプトは、障害のある方とご家族の「親なきあと」のための総合相談窓口です。当法人の活動が、そして「親なきあと」の支援に関する実践知が、一人でも多くの支援を必要とされている方に届くことを願ってやみません。
NPO法人はばたきソーシャルワークス
代表理事 山口 翔多
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