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信託の基本構造

最終更新: 2018年7月22日

信託の登場人物

 最近よく聞く信託について、確認していきます。信託には、商事信託や民事信託、家族信託、福祉型信託など、様々な種類や呼び方があります。少し紛らわしいのですが、今回は信託の基本的な仕組みは図の通りです。

 まず、財産を託す人を委託者(いたくしゃ)といいます。一方、託される人を受託者(じゅたくしゃ)といいます。この委託者と受託者で、信託契約をします。

 次に、その信託財産から発生した利益が帰属する人を受益者(じゅえきしゃ)といいます。たとえば、信託財産の不動産を賃貸した場合、そこから発生した賃料は受益者のものとなります。委託者が自分で不動産を管理することが困難であるとき、信託契約を結んでおけば、受託者に管理を任せることができ、そこから生じた利益についても自分のものになるといった具合です。

 もちろん、信託財産を売却した場合の売却益についても、受益者のものとなります。なお、この図では、委託者と受益者が同一人物となっていますが、別の人物に設定することも可能です。



「親なき後」での活用例

 「親なき後」においては、上図の委託者を親御さんとし、受益者を障害のあるお子さんに設定することで、親御さんの財産を障害のあるお子さんにとって有効に活用することができます。

 また、商事信託ではありませんので、受託者には親族等の信頼できる第三者を設定することが考えられます。これが「親なき後」における信託の基本構造となります。

 この信託により、「親なき後」の自宅の残し方についてや、障害のあるお子さんが亡くなった後の残余財産の帰属先などを指定しておくことができます。このような想いのなかには、遺言や成年後見制度など他の方法ではできないことも含まれますので、ぜひ検討してみてください。


#親なき後 #民事信託


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社会福祉士・行政書士  山口 翔多

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