親御さん自身のライフプランを考える
「親なき後」の準備ときいて、つい障害のあるお子さんのことばかり考えていませんか。
もちろん、親なき後の障害のあるお子さんの生活について考えることは重要です。しかし、「親なき後」には親御さん自身の準備が大きく関わってきます。実際に、配偶者の方に先立たれ、障害のあるお子さんが入所施設やグループホームを利用している場合、一人暮らしとなった親御さん自身が日常生活を送ることが困難となってしまうことも考えられます。
この記事では、親御さん自身の現在の状況やライフプランから、今のうちにできる準備を考えていきます。
任意後見~将来型プラン~

将来型の任意後見契約は、将来、親御さんの判断能力が低下したときに備えて、元気なうちに契約を締結しておくものです。親御さんが元気なうちに、親の想いを契約で残しておけるので、安心です。
また、契約から判断能力が低下するまでのサポートとして財産管理契約(任意代理契約)等は結ばず、見守り契約のみで定期的に連絡だけを取りながら、将来の契約発効を待つというシンプルなかたちもあります。この形であれば、元気なうちから何かが制限されたり、不自由になることもありません。また、見守り契約をしておくことで、親御さんの状況や考えの変化にも対応することができます。
このように、親御さん自身のライフプランを十分に考慮したうえで、いざというときのために信頼できる後見人を確保しておくことができますので、「今は元気だけど将来が不安」といった親御さんにおすすめのかたちです。移行型・即効型の任意後見と合わせて検討してみてください。
▼「親なき後」のお悩みは、福祉と法律の専門家にご相談ください▼
※シェア歓迎
※facebookページに「いいね!」をいただくと
更新情報を受け取れます
お問い合わせはこちら
「親なき後」さぽーとねっと
行政書士事務所はばたき
社会福祉士・行政書士 山口 翔多